【東京五輪】サッカー日本代表がメダルを逃した理由の分析動画まとめ

ライフハック

東京オリンピックの男子サッカーは、4位というメダルを逃す悔しい結果となってしまいました。なぜ?メダルを逃したのか?サッカー日本代表には何が起こっていたのか?

こういったことが気になる人のために、動画配信者(戸田和幸氏、Leo the football氏ら)の分析動画の内容まとめることで、メダルを逃した理由の考察を本記事で紹介します!

こんな人のための記事
  • サッカー日本代表のことをもっと知りたい
  • 日本サッカーに強くなって欲しい
  • 有識者は今回の敗戦をどう見たか?知りたい

本記事では戸田和幸氏と小澤一郎氏の対談動画とLeo the football氏の分析動画を参考とします。

参考にする有識者
  • 戸田和幸氏、小澤一郎氏
  • Leo the football氏

各動画の内容を参考に以下の2つポイントのあげて紹介します。

メダルを逃したポイント
  1. 基本戦術(ビルドアップ・ハイプレス)の未整備
  2. 選手層の厚みを作れない戦略的失敗

<span class="bold">ずっくま</span>
ずっくま

筆者紹介

  • サッカー観戦歴20年
  • 日々勉強中

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敗因分析動画の内容まとめ

戸田和幸氏と小澤一郎氏の振り返り動画

前編

戸田 X 小澤 日本vsスペイン 振り返り 前編

後編

別チームとなったメキシコとの3位決定戦。約1年後に迫ったW杯を見据えたスタイルの議論|戸田✕小澤|準決勝 振り返り【後編】

スペインに敗戦した要因分析の要旨

  • 守備面:スペイン代表のCBへのボールの持たせ方に疑問

スペイン代表のCBはスペインのフル代表でもレギュラーを務めることがあるほどの実力者で、両選手(パウトーレス、エリックガルシア)ともに、CBとしてのディフェンス能力よりもボールの扱い、ボール出しに特長のある選手。

日本代表がボールを持たせて引き込む戦術だったとしても、持たせる相手を選ぶべきだったのではないか?パウトーレス側に誘導するような日本FW立ち位置だったが、どちらかを選択するということであれば、エリックガルシア側の方が良かったのではないか?

パウトーレスの方がキックのレンジが長く、より正確に日本の嫌なエリアにボールを差し込める能力があると戸田氏は分析している。

  • 攻撃面:サイドでボールを持った時の1対1へのサポート

日本代表が東京五輪でチャンスを作った場面を振り返るとニアゾーン(ペナルティーエリア内のハーフスペース)の攻略と裏への走り込みで背後を取る動きからのチャンスが多かった。

しかし、組織としてそこを狙っていく動きはあまり見られず、久保建英の単独での突破に頼る場面と、堂安・久保の足元のセッションで崩そうとする動きが多かった。

後半に入っても、スペイン代表のウィークとなっていた右サイドから、相馬が単独で突破する形でチャンスを作っていたものの、ボールをそこまでもっていく形や、連携で崩す場面も少なく、体力が切れもあってフレッシュな選手に任せたカウンター中心となっていた。

結論:直訳すると..

本動画では戸田氏、小澤氏が日本代表の関係者とも近い立ち位置にあることから、言葉を選んでポジティブに聞こえるように発言していたため、行間を読んでくれという印象を受ける。直訳すると以下の通りではないか?と考察します。

スペインに敗戦した理由
  1. 前線からのプレスのかけ方が曖昧で効果的でなかった
  2. 走力ベース(連動ではなく個人頼み)のプレスでは限界がある
  3. 攻撃を作る部分から個人技任せに見える

Leo the football氏の分析動画

森保JAPANが東京五輪でメダルを逃した理由-サッカーを知っている監督に率いられる国になる方法-

Leo氏は歯に衣着せぬストレートな分析が特長

Leo氏は自分で仕事を作っている立場ということもあり、周りの意見や空気に流されず、ストレートな意見を述べることが特長なYouTuberです。自身のオンラインサロン内でチームを立ち上げ監督を務めるなど、行動力も素晴らしいです。

Leo氏の分析まとめ

Leo氏は以下の3点をポイントを挙げてメダルを逃した理由を分析しています。

メダルを逃した理由
  1. ハイプレスとビルドアップの未整備
  2. 相手戦術の変更への未対応
  3. サッカー協会の監督査定能力の無さ

ハイプレスの未整備は、NZ戦の3バックに対するプレスの具体性の無さやスペイン戦でのCBへのボールの持たせ方から、戦術的な指示が出来ていない点を指摘。

また、NZ戦では3バックから4バックへのシステム変更に対して、具体的な策を打てず戦況を不利にしてしまった監督の対応力の無さを指摘しています。

さらに、森保監督がこれまでにも同様なミスを繰り返しているにもかかわらず、監督人事にメスを入れていない日本サッカー協会にも原因があると分析しています。

まとめ

各動画からわわかる敗因と筆者考察

各分析動画の内容と筆者の考察も合わせて以下の2点を本記事の結論とします。

メダルを逃したポイント
  1. 基本戦術(ビルドアップ・ハイプレス)の未整備
  2. 選手層の厚みを作れない戦略的失敗

ボールの運び方とプレスのかけ方は基本戦術

ビルドアップと呼ばれるボールを敵陣まで運んでいく方法論とハイプレスと呼ばれる高い位置でボール奪うための方法論は、基本戦術として落とし込まれていて然るべきと思います。

準備期間が短い代表戦で準備することは難しいという風潮がありますが、日本代表が目指している目標がどこか?によって、難しくてもやるべきなのか?が決まると考えます。

日本代表が目指しているのは、W杯でベスト8以上・五輪でメダルであるならば、この基本戦術が落とし込まれているべきという視点で考えるべきではないでしょうか?個人の能力では劣る格上の国にも勝っていくことが目標だからです。

各動画でも紹介されていたように、具体性がなかったり、選手同士の判断に任されている部分が多く監督が基本戦術を整備出来ていない点、またそれを仕方ないと思ってしまっている風潮が日本サッカーの成長を妨げていると思います。

選手層の厚みを作れない戦略的失敗

選手層の厚みがブラジル、スペイン、メキシコと違うよ。という風潮も日本サッカーの成長を妨げる原因だと感じます。まず、いる選手勝つこと考えるのが監督の仕事だということ。また、今回に関してメキシコよりは選手の質は高いように感じたし、そもそも日本代表自体がスタメン以外の選手で機能する形を作れていなかったと思います。

基本戦術が選手の判断に依存していることで、選手交代で選手の判断の質が大きく変わっていました。選手層を厚くするには、いい選手を多くそろえるという考え方ではなく、試合の中に組み込んで活躍できる選手の役割をそれぞれに与えるという考え方が必要だと思います。

例を出すと、三笘選手を最後の最後までチームの中に組み込めなかったことが攻撃においての選手層の厚みを出せなかった原因だったと思います。

以上、本記事を最後までお読みいただきありがとうございます。

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