本記事は賃貸派が優勢となっている中であえてマイホームを購入したい人のために、購入し暮らしている実体験から、購入して良かった理由を3つ紹介します。
最近、賃貸派からこんな声をよく耳にしますね。

- 賃貸の方が柔軟性に富んでいる
- マイホームの住宅ローンは負債
- マイホームの維持コストは高い
確かに。
賃貸派vs持ち家派の対決について、最近は決着ついた感がありますよね。
少子高齢化で人口減少、不動産価格が上がりづらい日本では、ほとんどの場合家は資産にならず、賃貸の方が圧倒的に金銭的リスクが少ない。
理解しています。それでも私は家を買いました。
本記事では、賃貸の方が優勢と理解しつつも、マイホームの購入考えている方々のために、それをフォローするような形で購入してよかった理由3つを紹介します。

筆者紹介
- マイホームを購入して1年経過
- 現在の暮らしに大満足
- 一般的な会社員
- 妻と子供3人暮らし
もっと詳しく、筆者のプロフィールを知りたい方は以下のリンクからどうぞ。
詳細プロフィール
夢のマイホームは必要か?

筆者が購入に至った動機
賃貸アパートの契約更新期限
多くの方がマイホーム購入の検討を始めるタイミングとして、賃貸アパートの契約更新期限があります。例もれず、筆者もアパートの更新期限が迫り、検討をスタートさせました。
子育て環境の整備
2LDKの賃貸アパート暮らしは家族3人にとって手狭になりました。特に子供が歩き始めてからはより圧迫感を感じるようになりました。2LDKあれば余裕と感じがちですが、実際に子育てが始まると荷物が増えるのでスペースがなくなります。また、アパートが2階ということもあり、夏は暑い。子供の足音も気にしなければいけませんでした。
金銭的負担と立地
住んでいたアパートを選んだ条件は、新幹線がとまる主要な駅に近いことでした。これは妻が通勤に使うため、このような条件にしていましたが、駅近な分家賃が高めとなっていてもっと安いところに転居するか?悩んでいました。
筆者が購入した住宅
基本情報
- 種類:新築建売住宅(土地付き)
- 場所:北関東でそれなりに大きい市
- 価格:2,590万円+諸経費120万円程度
- 支払い:35年の住宅ローン
- 月額:5.4万円/月 +ボーナス月増
- 部屋数:4LDK
補足情報
北関東を中心とした建売住宅メーカーの中堅クラスくらいのところで購入。立地と価格相場の都合で半年間売れ残っていたところで、建築から6ヶ月経過して新築扱いでなくなり価格が大幅に落ちたところで購入しました。
「夢」のマイホームはいらない
我が家の住宅への価値観
購入して良かったこと部分を紹介する前に、前提条件として我が家がどんな価値観を持っているか簡単に触れさせていただきます。基本的に我が家は「夢」のマイホームはいらないと思っています。「夢」ではなく、「現実」に住む家が欲しかったからです。
買うならリスクは最小限に
現実的に住む家が欲しいということは、金銭的なリスクは最小に抑えつつ快適に住める家を買いたいということです。住宅ローンで払う金額は維持費も考慮して賃貸アパートで住んでいた時より、2万円程度落としました。なので外観や土地の形は妥協して金額が低い物件にしました。その分住みやすさに関わる立地と間取りは使いやすいものにこだわりました。
住宅購入は結婚式と似ている
住宅の購入方法は結婚式のプロセスに似ていると感じます。こだわればこだわるだけ価格は上がっていく点やパートナーとの意見をすり合わせていく点などが似ています。ただし決定的に異なるのは「一回だけで終わるか」「毎日35年以上付き合い続けるか」です。もちろん後者が住宅購入となります。後悔しないためのヒントはいかに「夢」を「現実」に近づけて考えられるか?だと思います。ちなみに、我が家は結婚式も仏滅に挙げてコストを下げています(笑)
購入して良かった3つの理由

家にいる時間が圧倒的に楽しくなる
部屋が広いと楽しい
単純に部屋が広いと家にいる閉塞感が全くなくなります。テレビを観る時間、寝る時間、風呂に入る時間どの時間も部屋が広いだけで快適性が段違いです。賃貸で広い部屋に住むことが出来ますが、戸建てのような解放感を得ることは難しいと思います。
庭での活動が楽しい
戸建ての最大の魅力は自分の庭があることですね。庭を日に日に開拓していくことはリアルな動物の森です。コロナ禍もあって外で遊びづらい中でも、家の庭であれば他人を気にせず子供とプールをしたり、ボール遊びをすることが出来ます。
子育て環境が整う
走る。飛ぶ。跳ねる。のが子供
やはり子育てにおいて戸建て住宅は最高です。子供走ったり飛んだりしても何も気にすることはありません。また、2歳くらいになると歌を歌い始めるので大声で歌うことも出来ますね。子供が小さいうちに大きい家に住めるというのもマイホームの大きなメリットです。賃貸でもお金をかければできますが、金銭的なゆとりがない若年層から高くて広い賃貸を借りるのは難しいです。
家を買うことは定住すること
子育てを始めると気にするのが、保育園や小学校などがどこになるのか?ですね。賃貸派の意見では、賃貸の方が住む場所に柔軟性があっていいと言いますが、実際に住む場所を変えることって負担大きくないですか?子供がいるならなおさら大きいので、子育てをしていない人が賃貸派を推奨しているのを見ると・・・と感じることもあります。
家の設備が時間をもたらす
家事負担の軽減
マイホームの方が一般的な賃貸アパートよりも圧倒的に住宅の設備がいいです。私が特に重宝しているのは食洗器。洗うだけでなくて乾かしてくれることが特にいいです。また、浴室乾燥もより広く、乾かす力があがりますので、余暇の時間を作ってくれます。
オール電化のエコキュート
オール電化のエコキュートだと、ガスよりも圧倒的に温水がでるのが早いです。夜中に一日分の温水を作っておいてすぐにでるようにしているからですね。冬場の洗い物や、風呂を沸かすスピードが速くここでも大幅な時短が出来ます。
まとめ

コスパ最強は賃貸と私も思います。しかしマイホームを買うことは悪いことではありません。悪いのは無計画に価値観を確立せずマイホームを買うことです。
確かに、住宅ローンという「負債」を抱えることは金銭的に大きなリスクを負います。
しかし、リスクを負うべき理由もあり、それが自分の価値観とマッチするのではればマイホームを買うことは全然ありだと思います。
子供が育つ過程という家が一番活躍する時期に、一番いい環境を整えることが家族のプライオリティが高いのであれば、それによってより幸せを得ることができるでしょう。
私の経験からすれば、家を買うと家族としての幸福度が上がり家にいることが幸せになります。
そうなると、旅行や欲しいものが減ってむしろ節約や資産形成に目を向けることが出来るようになります。金銭的なリスクを資産形成でカバーできれば、マイホーム購入に敵なしではないでしょうか?
幸せの形や価値観は人それぞれですが、記事を読んでいただいた皆様の家での時間が幸せになる手助けができれば幸いです。
ありがとうございました。
コメント