【書評】「混沌を泳ぐ」中田敦彦とオンラインサロンとネットビジネス

ライフハック

本記事では書籍購入を検討している人のために、中田敦彦氏が2021年7月のリリースした新著書のおすすめポイント紹介していきます。

紹介する書籍
  • 混沌を泳ぐ-PROGRESS STORY-
  • 中田敦彦著

以下の通り2点のおすすめポイントをあげて書籍を紹介していきます。

おすすめポイント
  1. 圧倒的に読みやすい!
  2. オンラインサロンの実像に迫れる!

<strong>ずっくま</strong>
ずっくま

筆者紹介

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おすすめポイント

圧倒的に読みやすい!

読みやすい理由
  1. 難しい言葉を使っていない
  2. 短編形式のショートストーリー

難しい言葉を使わない読みやすさ

中田敦彦氏の前作「幸福論」から共通しているのは、徹底して常用漢字レベル以上の難しい言葉を使わないということです。また、ビジネス書にありがちな横文字の乱発もせず、小学生高学年くらいから、横文字に疎い高齢者まで誰でもすっと読むことが出来ます。

これは、より多くのターゲットに世の中で理解されにくいオンラインサロンというネットビジネスを伝えたいという中田氏の意思が現れているように感じました。

前作「幸福論」

一話ごとが短い短編形式

この本をさらに読みやすくしているのは、短編形式で一章を多くに話に分割している点です。一話一話話が完結していて、途中からでも読みやすくなっています。活字を沢山読むことに抵抗感のある若者でも読みやすいように工夫して作っているのだと思います。

かくいう私も普段活字に触れる機会が多い方ではないため、少し不安を抱えて読み始めましたが、2日で読了するほど、すらすらと読むことが出来ました。

オンラインサロンの実像に迫れる!

オンラインサロン実像とは?
  1. 信者ビジネスという揶揄は適切でない
  2. オンラインサロンは簡単に収益があがる仕組みではない
  3. 自己実現のライフワークとなるビジネス

信者ビジネスなのか?ウェブコミュニティなのか?

オンラインサロンは、中田氏の活動やネットビジネスに疎い人から、「信者を集めてお金を巻き上げている」というレッテルを張られがちです。そんな中、中田氏はウェブコミュニティという形に呼び方を改め、定義づけようとしています。

本書の中では、オンラインサロンの立ち上げから、現在に至るまでの活動が赤裸々に書かれています。その中で多くの苦悩と葛藤を抱えて活動していることから、「信者ビジネス」という揶揄は適切ではないと感じることが出来ると思います。

簡単に収益があがる仕組みではない

「信者を集めて金を巻き上げている」という揶揄が適切でないと感じた点として、オンラインサロンというビジネスモデルは簡単(楽)に収益があがる仕組みではない点が挙げられます。

中田氏のサロン「Progress」は、サブスクリプションサービスという形で月々約1,000円程度の金額を支払うことでサロンに参加できる仕組みとなっていますが、これは「Netflix」や「Spotify」などの映像系、音楽系のサブスクリプションと大差ない金額となっています。

圧倒的な資本力から多大な初期投資をしたうえで、多くの会員を集めて収益を得るというビジネスモデルが主流の中、個人で立ち上げるオンラインサロンは資本力で絶対的に劣るため、コンテンツ量を確保することが難しいです。

中田氏はなぜオンラインサロンをやるのか?

世間で言われているようなお金を巻き上げるためであれば、割に合わないことは想像できるはずです。

  • 簡単な計算で言えば
  • 会員:1,000人×1,000円/月=100万円

一般人の感覚からすれば高額ですが、400万人の登録者がいるYouTuberからすれば、大した収益にはなっていません。むしろ初期投資や手間でマイナスになっているはずです。

それでもやる理由は、自己実現が出来るライフワークとして中田氏がオンラインサロンに取り組んでいるためだと思います。本書の中でも、生活の中でのオンラインサロンの重要性が語られています。

そういった中田氏の生き方や人生観、オンラインサロンの目的に興味がある方にとってはこの上なく面白い書籍だと思います。

まとめ

自伝小説というよりは手記

本記事では以下の点から、中田敦彦氏の新著書「混沌を泳ぐ」のおすすめポイント紹介していきました。

おすすめポイント
  1. 圧倒的に読みやすい!
  2. オンラインサロンの実像に迫れる!

実際に読んでみると、自伝小説というには小説っぽい比喩表現は少なく、ストレートに事実が書かれているように感じます。その分、誰にでも読みやすく中田敦彦氏のライトなファンや、YouTubeでの活動から興味を持った人にとっては、おすすめできる書籍となっています。逆にこれまで中田敦彦氏の活動を常に追ってきた方は、知っている事実が多く改めて中田敦彦氏の葛藤を再確認するための書籍となるはずです。

この書籍は紙媒体は出さず、大手の出版社ではなくオンラインサロン自体で文書を構成、作成して電子書籍のみで販売しているそうです。

こういった実験につぐ実験が中田敦彦氏の魅力だと思いますので、今後の活躍を期待させていただきます。

最後までお読みいただきありがとうございます。

中田敦彦の自伝小説がKindleから発売しました!

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